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女王フアナ (2001/スペイン=伊=ポルトガル)
Juana la LocaMadness of Joan
製作総指揮 | アントワン・フィッシャー |
製作 | エンリケ・セレッソ |
監督 | ビセンテ・アランダ |
脚本 | ビセンテ・アランダ |
原作 | マヌエル・タマジョ・イ・バウス |
撮影 | パコ・フェメニア |
美術 | ホセップ・ロセル |
音楽 | ホセ・ニエト |
衣装 | ハビエル・アルティニャーノ |
出演 | ピラール・ロペス・デ・アジャラ / ダニエレ・リオッティ / ジュリアーノ・ジェンマ / マヌエラ・アルクリ / エロイ・アソリン / ロサナ・パストール / ギレルモ・トレド / スシ・サンチェス / チェマ・デ・ミゲル |
あらすじ | 大航海時代。スペイン女王イザベラの娘フアナ(ピラール・ロペス・デ・アジャラ)は、政略結婚として不安なままにハプスブルグ家のフェリペ(ダニエレ・リオッティ)に嫁ぐ。だが、その美しさに初対面でフアナを熱く抱擁するフェリペに、彼女の心はすっかり奪われてしまった。そのフアナの熱愛とは裏腹に、結婚は結婚と割り切ってムーア人女に情を移すフェリペに、彼女は怒りを燃やす。イザベラの死とともにスペイン女王となったフアナは、父やフェリペを王位につけるべく彼女を「狂女」に貶める家臣たちを顧みることなく、ますますフェリペへの情炎のみを深めてゆくのだった。〔117分/カラー/シネスコ〕 (水那岐) | [投票] |
フアナの燃え上がる狂恋のみがクローズアップされた結果、彼女の為政者としての能力が見えず、民衆には支持される反面、家臣には女王失格者と呼ばれる側面が理解できない。映画の性格がメロドラマであるにせよ、その辺はきちんと描き切って欲しかった。デ・アジャラは好演。 (水那岐) | [投票(2)] | |
女にあれほど狂おしく愛されるというのも、苦痛が伴うものなんですな。トリュフォーの「アデルの恋の物語」を思い出したね。ただ、国王としての片鱗も感じなく捉え方が変で、廃人になってしまうアデルの方が作品的にも数段上。 [review] (セント) | [投票(1)] | |
王位をめぐる権謀術策の数々を期待したが、政略結婚という現実から逃れるように、嫁いだ男を狂信的に愛した女を描いている。期待外れの感はあるが、今もスペインに残る当時の城郭を使ったロケは重厚な雰囲気で、中世ヨーロッパの気分に浸ることができる。 (シーチキン) | [投票(1)] | |
「ラ・レイナ」でもなく「ラ・ロカ」でもない中途半端なフアナ像だ (オメガ) | [投票] |
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POV
映画で俯瞰(ふかん)する世界史・人類史 (いくけん) | [投票(17)] |
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