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ミラーを拭く男 (2003/日)
The Man Who Wipes Mirrors
[Drama]
製作 | 春日たかし / 酒井治盛 / 竹中功 / 張江肇 / 鈴木ワタル |
監督 | 梶田征則 |
脚本 | 梶田征則 |
撮影 | 上野彰吾 |
音楽 | 千住明 |
出演 | 緒形拳 / 栗原小巻 / 辺土名一茶 / 国仲涼子 / 津川雅彦 / 水野久美 / 岸部一徳 / 大滝秀治 / 長門裕之 |
あらすじ | 交通事故を起こしてして以来、勤(緒形拳)は、定年間近かだというのに会社を休み家の中に引きこもったままだ。怒鳴り込んでくる被害者にも会おうとせず対応は妻の紀子(栗原小巻)にまかせきり。息子(辺土名一茶)と娘(国仲涼子)も諦め顔。そんなある日、勤は事故現場のカーブミラーをピカピカに磨きだした。そして市内の全てのミラーを拭き終わった勤は北海道に渡り、そこでもカーブミラーを拭き始めた。日本中のミラーを全て拭くのだという勤にテレビ局が目を付け、彼の行く先々を取材し始めるのだった。梶田征則監督、劇場長編映画第一作で02年サンダンス・NHK国際映像作家賞受賞作。(117分/カラー/ヴィスタサイズ) (ぽんしゅう) | [投票] |
ただ、単純な、ミラーを拭いて全国を回ることに使命感を感じた男にも、最初はクリーンに見えた人間関係が、旅をするうちにしがらみが付いてくることに気づく。 [review] (セント) | [投票(1)] | |
むろん男の唐突な行動に理由や理屈は不要なのだが、その疑問を煙に巻くための演出上のしかけであるユーモアがすべて不発で、男が最後まで、ピカピカに磨き終わった鏡にうつる自分を見て悦に入る変な親爺にしか見えず、思考と行動に不可解さが残るところが残念。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] | |
ラストは緒方拳が極楽浄土に昇天するシーンかと心配させられたくらいに、彼は聖人の如く寡黙に描かれている。その反動からか、津川雅彦ら俗人のなんと欲にまみれた下衆に描かれていることか。娯楽映画だからこそ勧善懲悪は既に陳腐だ。監督には夫婦のさりげなくも確かな絆を描くことに、より独善癖を棄てて励んで貰いたい。 (水那岐) | [投票] | |
マニアックなロードムービー。大型ミラーに襲われる夢(イメージ映像)あたりもまたマニアック。映画の全体的な作りは普通中の普通。何となく楽しめる作品。しかしミラーの在る風景ショットなどを斜めに撮影したがるのは如何なものか。これには感心できない。 (リヤン) | [投票] |
Ratings
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