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戦争と一人の女 (2012/)

[Drama/War]
製作片嶋一貴
監督井上淳一
脚本荒井晴彦 / 中野太
原作坂口安吾
撮影鍋島淳裕
美術磯見俊裕
音楽青山真治 / 山田勳生
出演江口のりこ / 永瀬正敏 / 村上淳 / 柄本明 / 高尾祥子 / 大島葉子 / 酒向芳 / 川瀬陽太 / 千葉美紅 / 牧野風子 / marron / 瀬田直 / 福士唯斗 / 佐野和宏 / 飯島洋一 / 草野速仁
あらすじ第二次大戦末期の東京。飲み屋の雇われ女将で、元娼婦のその女(江口のりこ)は、飲んだくれの作家(永瀬正敏)の家に転がり込んで同棲を始めた。「戦争が終われば俺も終わる」と虚無的に女と交わる作家に、女の肉体は反応せず「みんな燃えてしまえば平等になるのに」とつぶやくのだった。もう一人、戦争に苛まれた男がいた。中国戦線で右腕を失い性的にも不能者となったその男(村上淳)は、女を暴力で犯すことでしか「男」を取り戻すことが出来なくなっていた。男は妻(高尾祥子)と息子を実家へ帰し、強姦殺人を重ねるのだった。焼夷弾が街を焼き尽くすなか、心や体や精神の欠落を抱えた者たちは、やがてそれぞれの終戦を迎える。(98分) (ぽんしゅう)[投票]
Comments
全3 コメント>> 更新順 採点順 投票数順
★4安吾作品とボルノ映画の類縁性を示して秀逸。手持ちの札をかき集めて人生とする女、映画はこの淪落のブリコラージュに肉体を与えて強烈。 [review] (寒山拾得)[投票(3)]
★3不感症でありながら、あっけらかんと男たちの間を行き来するこの女(江口のりこ)は、まるで焼け跡をひらひらと舞う蝶のようである。戦争が終わったら〈あいの子〉をいっぱい生んで、日本を〈あいの子の国〉にしてやると女は言い放つ。これ、妙に説得力がある。 [review] (ぽんしゅう)[投票(3)]
★3永瀬正敏が演ずることになる男を、坂口安吾は原作「戦争と一人の女」正・続篇において自画像として書き込んではいない。しかし映画は永瀬に「作家」「映画会社の嘱託」「同人仲間の女性との恋愛」といった安吾の伝記的事実を負わせて、積極的に永瀬=安吾の等式を観客に刷り込もうとする。しゃらくさい。 [review] (3819695)[投票(2)]
Ratings
5点0人
4点1人*
3点3人***
2点1人*
1点0人
5人平均 ★3.0(* = 1)

[この映画が好きな人]

POV
マイナーな男と呼ばれて・・・ (ぽんしゅう)[投票(17)]
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