★5 | 表層批評好みの作品の一典型で、突然脱線する黒沢ホラーのタッチの源泉がここにあるのだろう。積極的な物語の軽視、視点の無視、映画的無意識と強度の重視。こういう映画の観方もあるのだという学びがある。 [review] (寒山拾得) | [投票] |
★4 | オープニングから雨が印象的で、これが手に汗握るクライマックスに繋がるという作りがいかにも巧い。捜査過程で登場するマネキンの不気味さ。若きフライシャーの才気を充分に感じ取れる小品で、テーマ的にも後の傑作『絞殺魔』に繋がる部分があり興味深い。 (太陽と戦慄) | [投票(1)] |
★4 | 「動くマネキン」は、それを行う意図を含めてツッコミ所満載だが、ホラー演出としては満点。コンパクトながら内容詰め込みまくりで大満足のR・フライシャー初期の演出作。 (AONI) | [投票(1)] |
★3 | 典型的な警察捜査がきびきびと描かれる。描写の簡潔さは今の映画にない味で好ましい。ただ、主役二人がともに弱く、むしろ脇役の味濃さで楽しめる。ラスト、巨大な機械の積載された高層ビルのアクションは簡潔でスリルに満ちる。人形の幻想が必要だったか疑問。
(ジェリー) | [投票] |
★3 | 雨の舗道。女の脚。女はレインコートを着ている。これがビニール製で、下が透けて見えるレインコート。煙草。何かを捜している風。煙草を捨てて、建物へ入る。バー。ドアのすぐ横に支配人らしき男が電話をしている。競馬の予想屋との会話。 [review] (ゑぎ) | [投票] |