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[あらすじ] ボウリング・フォー・コロンバイン(2002/カナダ=米)

1999年4月20日、コロラド州リトルトンのコロンバイン高校で起きた銃乱射事件。全米に大きな波紋を呼んだこの事件を契機に、「銃規制」の問題がクローズアップされるようになった。各国の銃による犠牲者数の年間統計は示す。「独:381、仏:255、カナダ:165、英:68、日:39、米:11,127」。なぜアメリカだけがこれほど突出しているのか? アニメ『サウスパーク』原作者マット・ストーン、反社会的な歌で有名な歌手マリリン・マンソン、俳優で全米ライフル協会の会長チャールトン・ヘストン。彼らとのインタビューを通して、世界一の銃社会・アメリカに、マイケル・ムーアが切り込む。[120分/カラー/アメリカンヴィスタ]
Yasu

オフィシャル・プレミア上映が行われたカンヌ国際映画祭では、審査委員長のデビッド・リンチの絶賛を浴び、急遽「55周年記念特別賞」なる賞が本作のために設けられた。ナショナル・ボード・オブ・レビュー他の映画賞でも、この年のベスト・ドキュメンタリー賞を総なめにしている。

ちなみに『ボウリング・フォー・コロンバイン』というタイトルは、コロンバイン事件を起こした2人の少年たちが、事件当日の朝ボウリングに行っていたという事実に由来する。2人がマリリン・マンソンの曲をよく聴いていたことで、マンソンは「この事件の元凶」と非難を浴び、ツアーを中止せざるを得なくなった。ムーア監督は言う。「マンソンがダメで、なぜボウリングは禁止されないのか?」

(評価:★5)

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このあらすじを気に入った人達 (3 人)荒馬大介 ナッシュ13 トシ

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