★4 | レディ・プレイヤー1(2018/米) | 御年70歳を超えてサブカルごった煮の電脳エンタメ作品を撮りあげたスピルバーグはやはり偉大だ! しかし、現実世界で冴えないオタク若者が架空ゲーム世界で大活躍するってストーリーの骨格は『サマーウォーズ』(2009年)の方が先駆な気がする。日本のエンタメ文化が世界中のオタク達に影響を与えていることを実感。 | [投票] |
★4 | 静かについて来い(1949/米) | 「動くマネキン」は、それを行う意図を含めてツッコミ所満載だが、ホラー演出としては満点。コンパクトながら内容詰め込みまくりで大満足のR・フライシャー初期の演出作。 | [投票(1)] |
★4 | 眠りの館(1948/米) | 芸達者な配役で固められているので、いわゆる「倒叙ミステリー」としては、なかなか素晴らしい出来映え。 | [投票] |
★4 | 生まれながらの悪女(1950/米) | 自分の欲望・煩悩に従って生きるヒロインが実に魅力的に描かれている。演じるのはジョーン・フォンテイン。ヒッチコック映画での可憐で清楚なイメージが強かったが、こういう小悪魔的な魅力も秘めている女優さんだったんだ、と見直しました。 | [投票] |
★3 | 続 決着〈おとしまえ〉(1968/日) | 本筋は任侠路線テイストながら、仁義に厚い任侠キャラは兄貴分(吉田輝雄)に任せて、ポン引きのヒモ男役を全うする梅宮兄ィのブレない役柄(キャラ設定)はGoodです。 | [投票] |
★4 | その女を殺せ(1952/米) | スピーディーでテンポの良い演出に圧倒される。がしかし、「間違えられる女」が気の毒で仕方ありません。 | [投票] |
★4 | 天気の子(2019/日) | 超ド直球の青春純愛ドラマを堂々と描く新海誠という希有な映像作家が、この21世紀現在の大衆に支持されているという事実。これは決して不健全なことではないだろう。主人公の若者の独白口調は、「俺はこれでいいのだ!!」という新海誠の心の中の決意表明のようで興味深かった、(特にラスト) | [投票(2)] |
★3 | スリー・ビルボード(2017/米=英) | 本作をアメリカという国を風刺したブラックコメディである、という批評を幾つか見た。が、私には笑えなかった。ただ、登場人物の中で数少ない”マトモな人”が ウディ・ハレルソン というのは、なかなか強烈なジョークである。 | [投票] |
★3 | 無限の青空(1935/米) | 現場を外れた管理職の苦悩といい、「身代わり飛行」といい、時代や舞台設定は変えてはいるもののホークス自身の作品『暁の偵察』のセルフリメイクなのかもしれない。 | [投票] |
★4 | 港々に女あり(1928/米) | 水夫のくせにカナヅチはねえだろ!!前半はタイトルの如く女性の手癖早さを競いあうスキモノ映画と思いきや、いつの間にやら男同志の友情映画に転換。まぁ、好みの内容です。 | [投票] |
★4 | デッドラインU.S.A.(1952/米) | 新聞の「告別式」シーンの中で主力となる記者メンバーをさらりと紹介する手際の良さといい、「(残酷な写真を含め)煽情的な記事は載せない。良心あるニュースを読者に届ける」というボガート編集長の信念を結末(オチ)に上手いこと結びつける話の運び方といい、脚本家でもあるリチャード・ブルックスのストーリーテラーぶりに感心。 [review] | [投票] |
★4 | 重役室(1954/米) | 元祖・カメレオン俳優、フレドリック・マーチ。本作品では野心家で冷徹、かつ頭のキレる財務担当役員を見事に演じており、他作品での彼とは別人のようだ。 [review] | [投票] |
★4 | 破局(1950/米) | 港から群衆(野次馬など)が去ったあと、父を待つ黒人の少年が唯一人取り残されるラストシーンが余りにも切ない。この何とも言えぬラストシーンこそが、おそらくアーネスト・ヘミングウェイ原作の読後感を巧く表現しているのではないかと。(いや、原作は読んでいないのだけれど。) | [投票(1)] |
★3 | ビッグ・リーガー(1953/米) | アルドリッチの監督デビュー作。アルドリッチ作品の常連俳優となるリチャード・ジャッケルが本作品から既に(美味しい役どころで)出演。アルドリッチ監督作品のファンとしては嬉しい。 | [投票] |
★2 | モルグ街の殺人(1932/米) | 本作の1年後に公開される『キング・コング』へと続く先駆的モンスター作品とも言えなくはないが・・・それにしたって、この「怪物」のサイズはもう少し大きめに描けなかったのか?? | [投票] |
★3 | 犯罪王デリンジャー(1945/米) | デリンジャーって、こんな狂犬みたいな男なんだっけか?(義賊などと持て囃されていたギャングらしいが。) デリンジャーを一人前のワルに育てて、やがてギャング団の主導権を乗っ取られるオヤっさんがいい味出している。演じていたのはエドマンド・ロウ、日本ではあまり馴染みがないが著名な俳優らしい。 | [投票] |
★3 | モスクワへの密使(1943/米) | 米ソ共同参戦の必要性を米国民に訴えたプロパガンダの側面を持つ作品がゆえに、モスクワ裁判でのスターリンによる敵対派粛清を巧みに正当化(誘導)しているが、当時のドイツやソビエトの状況等は、一人の外交官の視点による歴史的断片として見る価値はある。それはそうと、外交の最前線は各国の思惑や駆け引きが飛び交う、まさに伏魔殿のような場所なんですね・・・。 | [投票] |
★3 | 悪魔からの勲章(1967/日) | 主人公を慕うティーンモデルの女の子が可愛い。こういうハリウッド調のハードボイルド/スパイ風味のノリと展開は好みだ。 | [投票] |
★3 | 脂のしたたり(1966/日) | 結末はあっけないが、これぞ「ミステリアス」という雰囲気をムンムン漂わせる富士真奈美、出てくるだけで「なんか怖い人」と判る成田三樹夫など、登場人物のキャラ立ちは半端ない。 | [投票] |
★3 | 真昼の罠(1962/日) | 大企業のエリートサラリーマンがみんなして、何やっているんだか・・・って話。業界の大物(いわゆる総会屋?)役の小沢栄太郎は相変わらずいい。 | [投票] |