★3 | 密告者(1965/日) | 古谷充とフレッシュメン(有名なジャズ・コンボらしい)が手掛けた音楽が良かった。田宮二郎にしては珍しく、嵌められて追い詰められていく役回り。 | [投票] |
★3 | 復讐の牙(1965/日) | 元スリの名人役、田宮二郎。その特技を活かしたクライマックスのオチがナイス。井上梅次の日活作『夜の牙』のセルフリメイクらしいが、(以前鑑賞したものの余り記憶に残らなかった)オリジナル版よりも楽しめた。 | [投票] |
★2 | 黒い誘惑(1966/日) | 容疑者が盛りだくさん。この航空便に乗り合わせた他の乗客が不憫でならない。 | [投票] |
★2 | 黒の商標(1963/日) | 関係者が次々と殺されていき、事件の裏側に潜む底知れない恐ろしさを漂わせる前半と、急速に事件を収束させる後半のショボい展開の落差!!これに尽きる。 | [投票] |
★3 | 黒の駐車場(1963/日) | 特許に焦点を当てるなんて、当時のサスペンス題材としては最新鋭だったのかな。大映「黒」シリーズ当初企画に立ち戻って、「産業スパイ戦争」を描いたことが功を奏して及第点。内容とタイトルの関係性は相当に薄いのが残念。 | [投票] |
★3 | 東京博徒(1967/日) | 東映任侠モノとは一味違う、こういう結末は大映らしくて好き。ただし、女に執着する天知親分なんて、あまり見たくねぇな。 | [投票] |
★3 | 来る(2018/日) | 分譲マンションを舞台に、バケモノと霊媒術師たちがサイキックなバトルを繰り広げる様は大友克洋の「童夢」を彷彿とさせる。少なからず本作の登場キャラ造形や映像表現に影響を与えているんじゃないだろうか。それにしても、現代のバケモノは知能をつけたもんだ・・・ [review] | [投票(4)] |
★3 | ボヘミアン・ラプソディ(2018/英=米) | 前半・後半での画質・演出の統一感の無さに違和感。特に後半(80`s)のチープな画面構成・演出は映画なの?昼ドラじゃね?と思ったほど(監督が途中交代しているせい?)。まぁ、これだけヒット曲が多いグループだから、どのシーンでどの曲を流そうかと、製作者には嬉しい悩みがあっただろうな。 | [投票] |
★3 | 孤狼の血(2018/日) | 尊敬・友情と軽蔑・憎悪が混在する主人公2人の関係性に、東映『仁義なき』シリーズ1作目の文太と松方の関係性をついつい重ねてしまう。しかしながら、マル暴といえど警察組織。結局は“マトモ”な理性や政治的な駆け引きの範疇で、主人公達の暴走が抑えられてしまう。もはや暴力団を主体に一般映画を製作できない東映のジレンマを感じた。 | [投票(1)] |
★3 | 三つ首塔(1956/日) | 小沢栄が後のヒット作『犬神家の一族』を彷彿とさせる、遺言執行者の弁護士を演じていて、思わずニンマリとしてしまう。片岡演じる洋装のハードボイルド金田一は、後の映像作品に親しみある私には違和感ありありだが、これはこれで楽しめる。 | [投票] |
★4 | ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男(2017/英) | フランスが陥落しようとする前夜、ナチスとの和平交渉を探る政敵たちを批判はできないだろう。国家の運命を左右する選択を迫られた指導者の逡巡がリアルに伝わってくる。有名演説シーンがハイライトなので、NHK番組「映像の世紀」を見ているかの様な迫力。エンディングには加古隆のピアノ音楽が流れてくるんでは、と思っちゃったほど。 [review] | [投票(2)] |
★3 | ダンケルク(2017/英=米=仏) | あまた作られてきた英米視点の第二次大戦映画の中でも、本作は只ひたすら逃げ惑う「屈辱の撤退」シーンを描いたという点でかなり異色作だろう。敵兵であるドイツ軍兵士の姿がほぼ画面に出てこないのも特徴的。 | [投票] |
★3 | 幽霊列車(1979/日) | 素人探偵のオテンバ女子大生が大活躍。これぞ赤川次郎の世界。惜しげもなくヌードを披露してくれる浅茅陽子に感謝。 低予算ながら、それなりに岡本喜八ワールドを作り上げてるところは流石ですね。 | [投票(1)] |
★3 | 阿部一族(1995/日) | キャストは濃いが、深作カラーはさほど濃くない。クライマックスの佐藤浩市vs.真田広之の槍バトルは見応えあり。 | [投票] |
★2 | 監獄人別帳(1970/日) | 困ったときの鬼虎(アラカン)頼み。本流『網走番外地』シリーズから脈々と続く「お約束」なのだが、ここまでやるとギャグとしか思えない。いや、ギャグなのかもしれない。 | [投票] |
★2 | ひるね姫 知らないワタシの物語(2017/日) | 近未来の社会も、彼女が夢見る世界も、全くもってショボい。よって、全くもってノレない。 | [投票(1)] |
★5 | 君の名は。(2016/日) | 大筋はベタの王道行っているのかもしれないが、見知らぬ者同士が簡単に出会えるようになった現代社会で、その二人を切り裂く「大障壁」への運び方が実に巧み。そして、襖(田舎情景)の開閉シーン、電車扉(都会情景)の開閉シーン、という類似的なメタファー演出にも惹かれた。今のアニメは実写よりも映画的演出に長けているかも。 | [投票(6)] |
★3 | サラリーマン出世太閤記(1957/日) | 実年齢は中年に差しかかろうとしている小林桂樹が、学生服で登場するから度肝を抜かれる。でもって、美女にモテモテという設定も面白い。 | [投票] |
★3 | チャイルド44 森に消えた子供たち(2015/米) | 快楽殺人を認めない社会主義国家での猟奇殺人、という舞台設定こそが本作の全て(実話がネタ基らしいが)。 事件解決後の後日談が余計かな。その後は観客の想像に任せる「突き放し」が、最近の映画には欠ける。 | [投票] |
★4 | 雌が雄を食い殺す かまきり(1967/日) | これは面白い。序盤は加東大介の絶倫ぶりが見所。中盤以降は、そんな彼の財産を狙って、様々な策略を練る悪女たちの駆け引きに圧倒される。映画の中における悪女って、ホント魅力的。 | [投票] |