★5 | 間の置かない矢継ぎ早な語り口は「今風」と言ってしまえばそれまでであろうか。しかし禁煙ファシズムなる現在(いま)にして、この作品は素晴らしいタバコ、葉巻、喫煙、そしてその所作の映画である。加えグラス、氷、ブランデーも申し分ない。(タバコは狡いアイテムと言ってしまえば反論はできませんが、、) (週一本) | [投票(1)] |
★5 | 嫌な奴だからこそ出来る決断というのもある。そしてそれが最も正しい道を進むこともある。 [review] (甘崎庵) | [投票] |
★5 | 誰もが知るチャーチルの姿を借りながらもありありと演者はゲイリー・オールドマンという特殊メークの技に驚く。ストーリーが単純だけに全ては俳優達の演技にかかってくるのだが、目線・動き・弁舌、この大熱演に主演男優賞を贈らずにはいられまい。 (サイモン64) | [投票] |
★4 | 史実の教科書的理解に基づけばダンケルクの成功で宥和派が失脚したことになるのだろうが、この話は虚構の地下鉄場面をでっち上げて、あたかもダンケルクの帰結が不明なうちに決断が行われたかのような印象操作をする。 [review] (disjunctive) | [投票(3)] |
★4 | 原題と邦題でだいぶ印象が変わる。人は偏屈な方がいいのか悪いのか・・・。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(3)] |
★4 | チャーチル当人の思いとは別に、案外歴史ってのはちょっとしたことで左右されんのかもと思わされっとこが好きです。 [review] (G31) | [投票(2)] |
★4 | ヒトラー嫌いの一念に突き動かされた世界観は何千人もの見殺し作戦にもGOを出すが、穏健派に追い込まれ頼みの綱にも袖にされ窮地に。その釣瓶打ちの追い込みの徹底振りと密室での国王との一幕の鮮やかな契機。怒涛の地下鉄へ繋がるベタな浪花節だよ人生は。 (けにろん) | [投票(2)] |
★4 | 本作品は、リーダーと妻の物語であり、リーダーと秘書の物語として読むべきである。妻や秘書が画面に登場するときに、リーダーの悩みも迷いも映像に浮かび上がる。それにしても、登場人物の「顔」が良い映画である。英国制作映画の最大の美質というべきか。 (ジェリー) | [投票(2)] |
★4 | フランスが陥落しようとする前夜、ナチスとの和平交渉を探る政敵たちを批判はできないだろう。国家の運命を左右する選択を迫られた指導者の逡巡がリアルに伝わってくる。有名演説シーンがハイライトなので、NHK番組「映像の世紀」を見ているかの様な迫力。エンディングには加古隆のピアノ音楽が流れてくるんでは、と思っちゃったほど。 [review] (AONI) | [投票(2)] |
★4 | 余談だが、『ダンケルク』という映画は、欧州戦線をほとんど知らない私に、かなりの知識を与えてくれたと『人生はシネマティック!』と本作をみて、つくづく実感する。そして「いい時期」に公開してくれたとも。 [review] (プロキオン14) | [投票] |
★3 | 『つぐない』でも思ったのだが、ジョー・ライトという作家は、技巧に優れ極めて端正に史劇を撮ることができる一方で、基本的にはエンターテイメント志向なのだな。だからか、どこか「軽さ」を感じてしまう。 [review] (緑雨) | [投票(4)] |
★3 | 異常な俯瞰の映画だ。まずは、ファーストカットが議会の真俯瞰、ということで、その宣言がなされている。以降、何度も鳥瞰、大俯瞰があるのだが、まるで『アメリカ交響楽』のラストのような、真俯瞰での大気圏外上昇移動まで見せる。 [review] (ゑぎ) | [投票(4)] |
★3 | 危機における精神論みたいな部分が出ていて、日本との比較が出来るので気になる。 [review] (t3b) | [投票(1)] |
★3 | チャーチルは尊大のイメージがあるが、それを崩すのは成功した。これはオールドマンというより、奥さんの描き方の上手さ(脚本)と彼女の力演に因る。同じく脇役のチェンバレン、国王、ミス・レントンという助演陣が皆しっかりしていた。主人公より良かったかも? (KEI) | [投票] |
★3 | この題材なら150分あってもいいからもっとチャーチルの苦悩や妻・タイピストとの関係性を掘り下げて欲しかったかな。ゲイリーの演技とメイクがかなりの濃度で白眉ものなだけにムズムズする仕上がり。72/100 (たろ) | [投票] |
★3 | チャーチルの話し振り・行動に詳しければもう少し楽しめたのだろうが、余りしっくりこなかった。『ダンケルク』は状況の把握に助かった。政敵との権力闘争や戦争に際した決断については『小説 吉田学校』と『英国王のスピーチ』を観た後に再評価するとするか。☆3.4点。 (死ぬまでシネマ) | [投票] |
★3 | 歴史の一ページなんだろうけれど、私はチャーチルの妻に惹かれた。夫を手の上で操り・支え、家族を愛した女こそが、歴史を変えた影の立役者に思える。大きな仕事の裏には大きな女性がいるのだ。 (jollyjoker) | [投票] |