★2 | スパイ・バウンド(2004/仏=伊=スペイン) | この制作者、「映画」の何に面白味を見出しているのだろう。「面白くない演出」を「抑えた演出」だとは思いたくない。リザもベルッチがやる必要は無いし、むしろベルッチで無いほうが良い。とことん地味でいきたいなら、あの「華」は邪魔だろう。 | [投票(1)] |
★4 | シューテム・アップ(2007/米) | 感動した。カラミやすいけど実は性根が腐ってるヤツらが跋扈するこの世の中で、カラミにくいけどなんだかんだで実は良いヤツが主人公の映画に感動するのは当然だろう。ただ、こんなヤツばっかりの世の中になったら、世界は終わるんだろうけど。 | [投票(1)] |
★4 | マルセイユの決着〈おとしまえ〉(2007/仏) | 「俺は何かを待ってた。その何かが今、ここにはある」「私もヤクザ者よ。あなたぐらい逃がせるわ」「お前らは俺をガキかジジイだと思ってる」・・・黄金色のベルッチも華を添える、この極彩色の世界では、どす黒い気位すらが、美しく成り得る。 | [投票(1)] |
★4 | ガチ☆ボーイ(2007/日) | 冒頭、カメラは五十嵐を「後ろ」から撮り続ける。つまり、五十嵐は常に「前」を向いている。「かわいそうな設定をウマいこと転がしたね」と嫌な言い方をしたくなる映画だが、一部のシーンの丁寧さ、誠実さは確かに「ガチ」である。認めざるを得ない。 | [投票(1)] |
★4 | 宮廷画家ゴヤは見た(2006/米=スペイン) | コーエンに匹敵する「故意」。トリアーに比肩する「悪意」。 [review] | [投票(1)] |
★4 | アパルーサの決闘(2008/米) | 「アパ」と言えば『九龍の眼』という時代は終わりを告げた。これからは「アパ」と言えば、『アパルーサの決闘』である。 [review] | [投票(1)] |
★4 | 崖の上のポニョ(2008/日) | のりピーが推すのも当然のサイケデリア。 | [投票(1)] |
★1 | スモーキン・エース 暗殺者がいっぱい(2007/英=仏=米) | 二兎を追う者は一兎をも得ず。A級にもB級にもなれんのは、一番みっともない。 | [投票(1)] |
★4 | Mr.インクレディブル(2004/米) | めちゃくちゃ面白いけど、ひとりだけ全く異なるふたつの能力を持っているのがなんか嫌だ。 [review] | [投票(1)] |
★4 | ヘアスプレー(2007/米) | 半強制的に観客を笑顔にさせるのは、楕円形な肥満体による卑怯なムード・メイク。喜怒哀楽の怒と哀が抑制され過ぎ、喜と楽に簡単に押しつぶされてしまうのは好みの分かれるところか。塩をかけずに食べるスイカのよう。かけんでも美味いのは美味いんだが。 | [投票(1)] |
★3 | 7つの贈り物(2008/米) | 出血大サービス。 | [投票(1)] |
★3 | ブラック・スネーク・モーン(2006/米) | 可愛い娘のセックス中毒を治そうとすることこそ、罪。 | [投票(1)] |
★3 | 俺たちフィギュアスケーター(2007/米) | フィリップ・キャンデロロ的フェレルとエフゲニー・プルシェンコ的ヘダーの呉越同舟が生み出す化学反応に過剰な期待感を持つと、こっちがスベるハメになる。早い話がYouTubeでアレクセイ・ヤグディンの演技を観るほうが良い。画質悪いけど。 | [投票(1)] |
★4 | タンポポ(1985/日) | 「いただきます」と「ごちそうさま」。それを言える幸せ。それを聞いてくれる人がいる幸せ。お母さん、おかわり。 [review] | [投票(1)] |
★4 | ミニミニ大作戦(2003/米=仏=英) | ホームラン王を狙えるような強打者が2~3人いても、他の戦力外通告寸前の選手にムダな「見せ場」を作らなければならないようなチーム(映画)ではダメなのだ。この映画のチーム・バランスの良さは完璧に近いか、もしくはもう完璧と言っても良い。 | [投票(1)] |
★1 | 猫の恩返し(2002/日) | 生い茂った猫じゃらしが風に揺れているのに、その他の草木は微動だにせず。拙い脚本・演出はギリ許せるが、手抜きまでされちゃどうしようもない。初監督作のクセに、なんらかの「爪痕」を残そうともがいた形跡も認められず・・・、野心とか無いのか? | [投票(1)] |
★4 | つみきのいえ(2008/日) | 明確に海面上昇を示しながら地球温暖化を訴えるわけでもなく、レンガを積み続けるという行為に人間の業(ごう)を刻み付けるわけでもない。ジャミラな爺さんの甘く切ない記憶の扉。その扉を開く鍵はまだ持っている。捨ててはいない。 [review] | [投票(1)] |
★3 | 殯の森(2007/日=仏) | あのスイカのシーンはセックスの代替だろうか。尾野真千子が不用意にまき散らすエロス。認知症の人間の行動パターンの「読めなさ」を「ドキドキワクワク(どうなるんだろう)感」にすり替えようとしている印象も受けた。なかなか胡散臭い映画だ。 | [投票(1)] |
★4 | ドラえもん のび太のパラレル西遊記(1988/日) | 見てはいけないものを観ている気がする。 | [投票(1)] |
★3 | ドラミちゃん アララ・少年山賊団!(1991/日) | 基本的にはいつも通りの(?)「自分と仲間さえ良けりゃそれでええんじゃ! 歴史とか環境とか知るかボケ!」的な展開だが、後半は意外に佳作。スネ丸を観てるだけでまあまあ面白いし、伏線も小気味良く回収。終盤のセワシのセリフは学歴社会への批判か。 | [投票(1)] |