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[コメント] 狐の呉れた赤ん坊(1945/日)

決してスマートではないけれど、たとえ話がどんなに定型的であろうと観客をぐいぐいと引き付けて見せきってしまう役者力。浮世絵の「写楽」を連想する阪妻のケレン味溢れる動きや、無骨で滑稽な顔のアップ。これが映画における男優の華というものだろう。
ぽんしゅう

この手の無骨な力技の系譜も、三船敏郎勝新太郎渥美清あたりを最後にすっかり見かけなくなってしまた。

「今、日本映画を代表する男優は誰か」と問われて即答できないのはそのせいだ。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (4 人)水那岐[*] ina ゑぎ[*] けにろん[*]

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