大局的に見れば未来に希望はない。でも目先のことだけ考えている分には生きのびる余地は結構ある。そのことが他の何にもまして怖い。

かすかでも、確かな希望があれば死に物狂いで頑張れるし、「助からない」と腹をくくればヤケクソパワーに火がともる。でもユルいおゾンビたちはそのどちらも許してくれない。逃げられない。けど、否応無しにやられるほどじゃない。ああ、いやだいやだ。

ショッピングセンターという天国？牢獄？の中で、生きたまま死んでるのは向こうか、こっちか？

このユルさが、ヌルさが怖い。おゾンビの首が飛ぶたびになぜか笑いがこみ上げてくる自分が怖い。

…あとどうでもいいことだけど。状況からしてその心境はわからなくもないのだが、妊婦がスッパカスッパカ煙草吸いまくったり、シャンパン飲みまくるのはどうかと思うぞ。