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[コメント] フィフス・エレメント(1997/米=仏)

『権力』『名声』『金』『商売女』で、君にとっての最後のエレメントは愛だったのね。100億円かけてミラジョボビッチにプロポーズしたのに、光速離婚しちゃったリュック・ベッソンに同情で2点。
ジャイアント白田

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







この映画の構想をリュック・ベッソンは17歳から練っていたらしい。1976年から大事に温めていた作品が、見事時代遅れの栄冠。色々なSF映画があってもいいけど、ちょっとは毎年推敲せぇよ。17歳近辺の時に書いた脚本のままじゃないか?

クリスタッカーのMCを自分ではナイスアイデアだと思っているかも知れないが、万国共通でつまんねぇーんだよ(事実1998年のラジー賞、ワースト新人賞候補になったクリスタッカー)。このMCは17歳に思いついたのだろと言うことで勘弁してやる。

そして、ゴルチェに衣裳を頼んだ心もよく分かる。やっぱ17歳って時期、青春って時期はモテたいから服装にうるさいもんな。分かるよ、その17歳のリュック・ベッソンの気持ち。

ヒロインがカンフーね。分かるよ。1972年『ドラゴンへの道』とかブルースリー映画流行ったもんね。どうも17歳って時期は強さに憧れたりするもんな。その17歳の気持ち分かるよ。

「愛」ってのも17歳だと謳歌してるもん、ラストに持ってくる17歳の気持ちはよくわかる。「愛」が全てだもんな。

駄目押しで17歳の時に高校を中退したのもうなずけるよ。こんな大作に学校という手錠足枷はいらないもんね!分かるよ17歳の時のベッソン!17歳の時のままのベッソン!

ところで、20世紀から今の21世紀初めだけでどれだけ進歩したのか理解してるのかい?ベッソンよ、23世紀の地球に依然としてハゲの特効薬が出来てないとはどういうことだ。悲観的に描いてどうする。君も危ないではないか。そんな姿勢だからミラジョボビッチと離婚してしまうのだよ。

頭も心も17歳から進化するためには、ここはひとまず『サイエンス』のバックナンバー全て取り寄せて勉強しな。そして広末涼子でリベンジがてらにSF映画撮ればいい。応援するよ。(広末を)

2002/10/14

(評価:★2)

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