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[コメント] ミレニアム・マンボ(2001/仏=台湾)
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★3台湾の「青」と「黒」から北海道の「白」へ。一人の女性の、心の浄化の物語。カメラの動きがスリリングだ。 (赤い戦車)[投票]
★410年後の未来から語られる「彼女」のいた2001年。回想は平然と数シーン後を先回りする。やがてこの日々が過去となることを夢見ながら、だからこそまた、錯綜のなかにある現在が記憶され肯定されることを望む、そんな稀有な同時代性を持つ映画。(2011.10.12) [review] (HW)[投票(1)]
★2ファーストシーン、青白い水銀灯の通路を「スー・チーと一緒に歩く」疑似体験のカメラアイ。現実音のないスローモーションで彼女の髪がゆっくり右へ左へ揺れる。もうただそれだけを見ていたい。ナレーションでこれは10年前の話だとわかる。もうこの一緒に歩いていることは思い出なのだと。なおさら愛おしい。 (ina)[投票(2)]
★3ミレニアムをこの世代で過ごす若者の空気を描いた映画だとは思うのだが、空気の中は空っぽと言ったら言い過ぎかもしれないが、何があるわけでもなく、夕張観光映画だったのかもとすら思ってしまうわけだ。それでも、魅せる映像の世界はホウ・シャオシエン。 (SUM)[投票]
★4屈託ない笑顔の裏に隠された、01年という節目の年の別れの決断を、10年前の思い出として語らなければならないほどの心の彷徨と現状からの離反。この少女(スー・チー)の希薄な現実感こそが、まぎれもなく「今」なのだ。痛々しくもあり、また逞しくもある。 (ぽんしゅう)[投票(2)]
★3スー・チーが2人の男の間で揺れる乙女心を繊細に演じており、また恋愛映画での彼女を見てみたいところ。 [review] (わっこ)[投票]
★2これを見て、もう侯孝賢はだめだとおもった。 (tomcot)[投票]
★5こういう、映像で語りあげる映画って好きだなあ。ストーリーはないようで、実はある。若い男と女の、お互いの世界を超えよう、入ろうともがく姿、逆にお互いの防御に入る様。しかし現代の男と女の本源的な孤独を前に、それらは崩れてゆく。 [review] (セント)[投票(3)]