[コメント] ベスト・フレンズ・ウェディング(1997/米)
この映画を観て思い出した、昔の思い出。
私にも異性の親友がいた。
ウマが合うというか気心が知れているというか、恋愛感情こそ無かったものの、共に笑って共に泣いて、一緒に青春時代を過ごした一人の男性。男と女の距離からは一番遠いが、ある意味一番近くにいた彼。
ある時、私は他の男性と恋に落ち、結婚することになった。
「結婚が決まった」と彼に告げると、私達の間に、微妙な空気が流れ始めた。
決して恋愛感情ではなかっただろう。恐らく彼にとって、この映画でマイケルが言っていたように「嫉妬」だったのだろう。
その微妙な空気のせいか、私は彼を結婚式に呼ぶことはできなかった。
しかし数年の月日が流れ、私と彼は元通り親友に戻り、共通の仲間も一緒に、昔そのままに集まってはバカ騒ぎし、何でも打ち明けられる間柄になった。
それからまた数年後、彼も結婚が決まった。(奇遇にも8歳年下の彼女。ああ、この映画観て驚いた!)彼は幸せに満ち溢れた笑顔で、彼女を私に紹介してくれた。結婚式にも招待してくれた。私は心から、彼と奥様を祝福した。
そして現在。相変わらず彼と私は、近況報告やしょーもない話で盛り上がる。
時々考える。私が自分の結婚に失敗したかと感じる時、彼のことを思い出すことがある。
もしあの時、彼が何らかのアクションを起こしていたらどうなっていたのだろうか(恋愛関係ではなかったからそんなもん有り得なかっただろうけど)。仮に、私が彼と結婚していたら私たちの関係はより良いものになっていただろうか。
答えは「NO!」である。
結婚しなくても、私達の友情は永遠だ。毎日一緒にいなくても、じーさんばーさんになっても私達はきっと、相変わらず共に泣き笑いしているだろう。
・・・と、どうでもいい私事を長々と書いてしまった・・・・。
なぜジュリアンは、マイケルを奪おうとしたのだろうか。恋心よりも嫉妬なんだろうな、やっぱり。彼の一番近くにいるのは自分じゃなきゃ気が済まなかったのだろう。
でもジュリアン、結婚したからといって必ずしも彼と幸せになれるとは限らないよ。むしろ、一生の親友でいた方が、一生彼の近くにいられるよ。
いいじゃないジュリアン、貴女にはジョージだっている。貴女、とっても幸せだよ!
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