[コメント] マッハ!!!!!!!!(2003/タイ)
この人の技量はすごいとしか言いようがないのですが、映画におけるこういうアクションって主人公のパッションと連動してこそ生きるものではないでしょうか。
香港、台湾カンフー映画だと、たとえば師匠や親兄弟を殺されたなどの復讐、または権力者から不当な扱いを受ける、身に覚えのない濡れ衣をきせられられたなどのプライドを傷つけられる、さらには腕を切り落とされる、目をつぶされるなど、観客とともに主人公のエモーションを盛り上げるためにやりすぎとも思えるような設定を考えるものだ。で、ガマンにガマンを重ねて、感情が大爆発すると同時に身体アクションも大爆発ですよ。その点、この映画は都会に来た主人公が、ただ成り行きで向かってくる敵を行き当たりばったりで倒しているようで、どうもテンションが上がらないんですよ。(たぶん、今までえげつない映画ばかり見てきたせいで、私の目が曇っているのかもしれません)。
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