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[コメント] テイキング・ライブス(2004/米)

女は夜叉だという、これもまたひとつの証明である。逃げるほうが鬼畜なら、追うほうも鬼にならずばやってはいけないということだ。
水那岐

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







アンジェリーナはホークが殺人犯から解放された、と信じられたその日、ほとんど和姦とは思えないほどの激しさでホークに抱かれる。そしてその直後、殺されたのは単なる絵画泥棒であり、真犯人はホークであることが明らかになる。当然アンジェリーナは職を追われる。このときは、正直ざまぁみろ腰軽女、結局浅はかだったのはお前だよ、てな気持ちになっていたのだったが…どっこいアンジェリーナもただでは起きなかった。

ふくらんだ腹で一人暮らしの彼女、これはオレにまだ気があるなと思い、7ヶ月後に突然現われるホーク。なにしろ愛されることに餓えていた男だ。何がなんでも母親の代わりに、アンジェリーナに愛してもらおうと迫る。それでも彼を拒む彼女の腹に、ならばとハサミを突き立てる。しかし、なぜか平気なアンジェリーナは、不思議がるヒマも与えずホークの心臓にハサミをつき返す。じつはお腹のふくらみはゴムボールだったのでした…って待てよオイ!!それじゃアンジェリーナはこの何ヶ月かずっとゴムボールを腹に突っ込んで生活してきたというのか?それもホークを罠にかけるためだけに…。恐ろしきは女の意地。このあと彼女は平然としてFBIに連絡をとり、復職するのでしたよ。ワタシ負けましたわ。彼女はバカなのではない、職務に忠実なだけなのですよ。そこまでの執念は男には持てない。いやあ、女ってホント夜叉でありますわなぁ。くわばらくわばら。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (6 人)ムク kenjiban ミュージカラー★梨音令嬢 けにろん[*] トシ[*] プロキオン14[*]

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