[コメント] 傷だらけの天使(1997/日)
「さよなら」っていい言葉だよな。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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昔の「傷だらけの天使」は観ていません。名前だけは聞いたことがある。この映画は今の時代が舞台。携帯もあるし、便利だ。しかし何かなつかしいこの感覚はなんだろう。時代や設定をリメイクしたのではなく、ひとの「あたたかみ」をリメイクしたと思う。それがまたこの映画のテーマでもある。
話はある人の子供を母親のところへ連れていく話だ。旅の物語り。
主人公の豊川悦司と真木蔵人は騒ぐ、暴れる、大声出す、泣く。しかしオーバアクションだがなぜかわざとらしくなくふと笑ってしまう。何か忘れてしまった感覚がよみがえる。
話の途中で豊川悦司がみちのくプロレスに参加させられるシーンがある。このシーンはめちゃくちゃ笑えるのだが、豊川悦司がコーナから場外に飛び込む瞬間また何か大事なものを思い出した気がした。
いろいろな「別れ」のシーンがある。 子供との別れ、「あったかいなーお前」とおでこをくっつけあう。 原田知世との別れ、雪の中、道路をはさんで。また自転車盗んで遊びに行こう。声がきこえない。 真木蔵人との別れ「根っこ見つけろよ」電車のドアが閉まる。 素晴らしい言葉とシチュエーション。
また、何か思い出した・・。大事なものを・・。人のあたたかみ。
今度「さよなら」と言うとき、心をこめて言ってみよう。そうしたら・・
また会える。
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