[コメント] ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月(2004/英=仏=独=アイルランド=米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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前作から、ブリジット(レニー・ゼルウィガー)は、飲み友達としてはいいけど交際相手としてはちょっと…と勝手に思っていた私としては、「ありのままのブリジットが好きなんだ」と大真面目に言うマーク(コリン・ファース)の変わらぬ姿勢には、そういう考えもありかな?と思うものの、どうして?という疑問を感じていました。
一方ダニエル(ヒュー・グラント)は、「一緒にいてこんなに楽しい子はいない」というスタンスが前作以上に強調されていて、全くもって同感なのであります。この意味(一緒にいて楽しいと言う意味)で、飲み仲間の3人組は前作もいい感じだったし、本作も相変わらずよかった。彼らのロンドンパブでの会話は聞いててわくわくする。
そんな私が、本作で最初に感じた違和感は、冒頭のパブ。「ブリジット、浮いちゃってるな〜」と思いました。彼女の出す浮かれポンチの幸せ光線と、3人組のどんよーりモードを演出したのでしょうが(3人組はブリジットを破局させようと楽しんでましたね)、それ以上に本作のよさとも言える、ブリジットでブリティッシュな感じが薄れているように感じたのです。
これは単にブリジットの服装や一層ふっくらとした体にもよるのかもしれませんが・・・(笑) 正直、タイのエピソードあたりからは、どうなることだろう・・・とちょっと心配になりました(作品に対してですね)。
そこで、話は飛んでラスト。全ての疑問と違和感は解消されました。マークはブリジット救出の為にありとあらゆる手を尽くしたのです。それを友人(悪友?)の口から言わせるなんてマークもやりますね。外堀を埋めるとはまさにこのこと。マークに限って、打算は考えられないし、それをタイで打ち明けないあたりもマークらしさがあっていい。私もマークに惚れちゃいましたね。
そんなブリジットも、タクシーの運ちゃんに服装をチョイスさせたりして、本来のブリジットでブリティッシュな雰囲気が戻ってきました!! マークとダニエルの喧嘩もお決まりで(迫力は前作ほどではないけれど)お茶目で笑いました。
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