[コメント] 野良犬(1949/日)
気候の暑さ以上に熱い新米刑事村上。彼の執念は何かに憑かれたかの如く疲れを知らない。追うものの焦燥感の裏で垣間見られる戦後混乱期の必死な人々。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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なのにラストの駅の構内でのミステリの上手さと追跡劇のスリル!もっともっと現代劇での娯楽作品を観たかった。
誰もが野良犬になってしまう可能性のあることに苦悩する若い刑事とそれをあきらめ顔で諭すベテラン刑事との対比はよく見受けられる類のものだが、三船敏郎と志村喬のコンビが最高、忘れられない。今じゃあこんなコンビも見当たらないなあ。
冒頭、『野良犬』という名の映画に野良犬のアップ、そのままのようにも思えるが、なにかとてつもないほどの気迫を感じた。
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