[コメント] 天国と地獄(1963/日)
開放感
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
久しぶりに再見。ちょっと時間がなくて、早送りをすることになった。
始まる。送る、送る、ずーーーーーーーーーっと、何人もの男たちが、カーテンの閉まった一室で語り合っている。
まだ語っている。タイムを見る。
30分を越えている。まだカーテン部屋で男たちがみっしりと話し合っている。窓の外は見えない。
40分、50分、55分を過ぎたあたりで、ようやく、ようやく、舞台は変わる。
しかしそこは、せまぜましい新幹線の座席。ガタイのでかい主人公を中心に、またぎゅうぎゅうとひしめいている。
窓の外は決して映らない。
そして、突然、実に一時間ぶりに、初めて、視界が開け、その瞬間、
広々とした川原に立つ、男と、少年。
こんなに計算された「名場面」を実感したのは、初めてのことである。
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