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[コメント] 夜と霧(1955/仏)

アウシュビッツという存在が合理性の果てにあった事実を、誰かが語った言葉をなぞるのではなしに自分自身の理解で受け入れるには、この映画の力を必要とした。
tomcot

1年間に100万人を始末するには1日約3000人を処刑しなければならない、というような目標を滞りなく実行するために工場のような施設が必要だったのだということを、あの髪の毛の山を観て一瞬で理解した。考えても考えても想像もつかなかったことが見えてしまった、その瞬間の恐怖感は一生消えない。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (4 人)KEI[*] ペペロンチーノ[*] ジョー・チップ [*]

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