[コメント] 早春(1956/日)
観念や抽象を用いず人の普遍性を描こうとする小津は題材を常に日常に求めるのだが、それは一歩間違えると表層的な通俗へと陥る危険性を孕んでいる。『宗方姉妹』や『彼岸花』も同じなのだが、この作品の三角関係やサラリーマン生活には深みが感じられない。
(ぽんしゅう)
投票
このコメントを気に入った人達 (3 人) | [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。
CinemaScape−映画批評空間− | 表紙 | 映画目次 |