[コメント] 時をかける少女(2006/日)
物語も真琴も、「少し休んだら?」と言ってしまいそうなくらい、本当に駆ける。答えなんかない。まさしく、「行っけー!!」なのだ。ファンタジーは時として残酷だが、物語の快活な姿がゆくゆくは感動を呼ぶ。胸をぎゅっと締め付けられるのはなぜ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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タイムリープという非現実的な設定が非現実的と感じただろうか？私は少なくともそれが当たり前のような感覚を覚えた。つまり重要なのは時をかけることよりも、そのときをどう生きているかということ。彼女はタイムリープを重ねることによってそれを少しずつ、本当に少しずつ知っていくのだ。だから時をかける行為そのものの意味が、終盤に向けて次第に重視されていくし、その行為によって彼女は彼女自身を見出していく。無駄が一切ない、遊びの一切ない、真面目ながらも微笑ましいアニメなんだと思う。
仲里依紗が良い。ウマイ。声だけだと高山みなみっぽいというか。
久しぶりに良いアニメを観たな。
（7月21日・DVD鑑賞）
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