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[コメント] 兄とその妹(1939/日)
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★3主人公の自覚せぬ不安の描写の巧みさ。収束は2点減点。 [review] (寒山拾得)[投票(1)]
★3あっと驚くどんでん返し。このラストを予測できるものはいないだろう。夢の広がる時代(軍国主義は別として)を反映した素敵なラストといえる。 (KEI)[投票]
★4ロケとスタジオ撮影の巧みなモンタージュがリアルさを、時間経過や思考表現のイメージが軽快さを生みモダン。なかでも聡明で進歩的、明朗で伸びやかな桑野通子の嫌味なき才女ぶりの魅力に尽きる。兄妹の議論だけが急に語彙が硬くなるのも不自然ながら微笑ましい。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
★4かなり技巧的な演出でプロットの繰り出し方もスマート。小津の『戸田家の兄妹』(1941年)と同レベルとまで云ってしまえば云い過ぎだが、これも非常に良く出来た映画だ。また、人物造型の点で本作の特筆すべきは矢張り桑野通子の明澄さだ。タイトルに「その」という、ともすれば不要とも思える指示語が付加されている意味はこゝにある。 [review] (ゑぎ)[投票(1)]