[コメント] プレステージ(2006/米=英)
自分自身ではなくなる事にアイデンティティを見出す男と、自分自身であろうとする事に、アイデンティティを見失う男。
↑ネタバレになってませんよね?(笑)
実は、クリストファー・ノーラン好きじゃないんですけど・・・ノーラン節(ソーラン節のよう)がお好きな方には、いつも通り聞かせてくれます。女の描写、相変わらず酷いです。主人公の性格歪んでます。
バッドマン・ビギンズで見せてくれた、ダークな美術描写に磨きがかかってます。メメントのような、錯綜しつつ収束して行く脚本編集もなかなかです。
デビッド・ボウイ、個人的には久しぶりで、驚きつつ、声と佇まいが相変わらずでした。
え〜〜、真面目な奇術物をご期待のかたにはオススメしませんが、ファンタジックな時代物の雰囲気を味わいたい方はどうぞ。そうそう、まさに、アメリカ版、『世にも奇妙な物語』ってとこですね。うんうん。
最後の最後のテーマは、興味深かったです。宿命のライバル同士として。アイツと俺。コインの表と裏。「カインとアベル」のような、そういう普遍のテーマはやっぱり好きですね。
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