[コメント] チェ 28歳の革命(2008/米=仏=スペイン)
入門編のようなプロモーションはどうなのか。「Tシャツでしか知らない」レベルの前提知識ではゲリラ戦をして国連でしゃべった人と言う程度にしかわからないと思う。
本作を楽しみたいのであれば、キューバ革命の大まかなアウトラインとチェ・ゲバラの人生をなぞっておく必要があると思う。まっさらな状態で鑑賞しても、人物相関の情報の波に飲まれてしまう可能性が極めて高い。僕自身、思い切り飲み込まれてしまって、何だかよくわからなかったと言うのが本音である。戦闘のシーンも臨場感があるとか、劇的だとかいうことがなくひとまずこういう感じだったんですよという事を示している印象のほうが強い。総じて、真摯ではあるが、あまり引きが強くない映画である。
ただ、本作で観る限りは少なくとも、戦場においては清廉潔白な人物であったことはわかる。前提知識なく、伝記ものを観るとこんなものかと感じた。
(2009.01.10 109シネマズMM横浜)
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