[コメント] 太平洋ひとりぼっち(1963/日)
敗戦のあおりで渡航の自由を奪われた日本青年の行為を、冒険による快挙ではなく半鎖国状態の中で加速する情報化と経済化の「スピード」からの無意識の逃走と捉えた和田夏十・市川崑の視点が面白い。結果として冒険談への期待に肩透かしを喰わせたが。
(ぽんしゅう)
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