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[コメント] 青い戦慄(1946/米)
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★3退役軍人の戦傷という暗い影がストーリー進行に落ちかかり、ノワール味を齎す。雨、夜が背景に多いのはハードボイルドの定法。ソフト帽とコートの男たちの輪郭が美しい。しかしそれゆえに時おり挟まれる朝のシーンが一際鮮烈になる。最大の魅力はセリフがピリリと辛口なこと。何度でも味わいたくなる。ニクい映画だ。 (ジェリー)[投票]
★3本作は、チャンドラーの脚本ということがすべてだ。だから、ハードボイルドである(主人公の大尉をチンピラ風にもした)が、本格推理ではない。だから伏線もないが、物語の進展を楽しむ作品だろう。チャンドラーらしく、意外な結末だけはあなたを待っている。 (KEI)[投票]
★3アラン・ラッドヴェロニカ・レイクのコンビ作。かなり娯楽に徹した部分もあるし、人物の遭遇に関して少々都合が良過ぎるきらいもあるが、全体にレイモンド・チャンドラーの書いたプロットの時点で、かなり魅力的だったろうと思わせる。またジョージ・マーシャルの演出もよく頑張っている。 [review] (ゑぎ)[投票]
★3チャンドラーが書いた脚本は、戦争後遺症で苦しむ戦友を登場させて、この手の作品に欠かせないニューロティック(異常心理)サスペンスの設定に上手いこと仕上げている。 男同士の友情が描かれているところも、チャンドラーならでは。 (AONI)[投票]