[コメント] 十三人の刺客(2010/日)
傑作。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
必見。
(2010.09.25 横浜ブルク13)
-- 追記 --
あまりにも味気ないので追記。
早い段階で敵役たる松平斉韶(稲垣吾郎)がどれほど殺されねばならない人物なのかというのを観客に徹底的に叩き込む所が見事。その過程たるや、思わずこの人ジャニーズだよね?と確認してしまうやり口の連発。四肢を切り落とされ、やせ細った村娘を見てその異常さに思わず笑ってしまう島田新左衛門(役所広司)を描くに至り、三池監督の本気を観客は知る所となる。
そして特筆すべきは緻密な殺陣である。特に倉永左平太(松方弘樹)の一挙手一投足が素晴らしい。三池監督が「松方さん一人で50人ぐらいは斬ってしまいそう(だから300騎にした)」と言うのも頷ける。他の皆さんもすこぶる熱演。これはスクリーンで見るべきである。
強いてあげる残念な箇所は、斉韶と新左衛門が相討ちとなった後、新六郎(山田孝之)が落合宿をさまようシーンがあるがそこが若干長いこと。小弥太(伊勢谷友介)と別れた後、さほど間をおかずにお艶(吹石一恵)が家から出るラストショットに繋いでも良かったのではないかと思う。ただ、本当に些細なものであり、特に気にはならないのではないか。
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