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[コメント] 灼熱の魂(2010/カナダ=仏)

何としてもかなえたい願いと、とうてい受け入れがたい事実が並存する苦悩。物理的な離別よりも精神的に引き裂かれた諦観。過酷な人生を遡行するサスペンスが巧みで、2通の遺書を残さざるを得なかった女ルブナ・アザバルが醸していた凄みに重たい説得力が宿る。
ぽんしゅう

とは言え、この結末には、苦渋を演出せんがための苦渋のような空々しさを感じる。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (3 人)DSCH クワドラAS 3819695[*]

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