[コメント] テッド(2012/米)
笑いをもたらしうるような、社会経済のひずみを、これでもかと排除する無菌室のような話である。目指すところは、コメディではなく、ある種の理想郷の描画にあるのだろう。
反面、ぬいぐるみの挙動は実に精巧にやっていて、ぬいぐるみの外貌の抽象度とアニメーションの技術水準がマッチングしている。保育器のような無害な話は、ぬいぐるみの脆弱な身体への興味と配慮の反映である。
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