★5 | いろんな建て前はどうでもよくて、リュ・スンボムはただ妻子が大事で、これが全てなのだった。本作にはいい科白がたくさんあった。「悲しいたびに泣かなければいけませんか」。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] |
★4 | キム・ギドク、最近の不振ぶりをアッと見直す原点に戻ったような秀作だ。不振って、僕が勝手にそう思っているだけなんだが、2011年の「アリラン」辺りからちょっとついていけなかった。でもそんなこと彼は何とも思っていないのであろうが。 [review] (セント) | [投票(1)] |
★3 | 映画が物語に従属している。リュ・スンボムをソウル市街に放ちながらコメディやアクションを(要素としてはあるにせよ)探求することなく、たかだか人情噺を語るに留まってしまうのでは持ち札が貧しすぎる。「網」と「国旗」に同質性を見出す小道具演出がささやかな感心を呼べたとしても欠伸は止まない。 (3819695) | [投票(1)] |
★2 | ボロをまとっていた漁師は拘束され丸裸にされて、南ではブランドロゴ入りのスエットを着せられ、北では糊の効いた真新しい人民服を着せられる。文字通り上からのお仕着せ。着たいものが着られないなら、いっそ丸裸のままの方が良い。それは「思想」も同じこと。
[review] (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★4 | “光と影”ではなく朝鮮半島の“闇”。実話に基づくストーリーではなく“事実”。合わせ鏡の物語。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(1)] |