[コメント] きみの鳥はうたえる(2018/日)
払暁のペイルオレンジの光に照らされ続ける時だけ、クズ男は明朗で優しい男の一面を誇示し続けられる。白昼では無神経で、粗暴で、人の心を意に介さない人間だというのに。これこそが青春の刹那的な特性そのものであり、そのタイムリミットを迎えればただのガキの甘えとしか断じられない虚像だ。柄本佑 がそんなろくでなし青年を好演。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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…というか、すでに大人と折り合う術を知っているあとのふたりからすれば、主人公は物知らずゆえに「青春」に溺れ続けているイタい子供でしかない。だから、せめて友情の残心をもってふたりは主人公を放置し、別れを告げるのだ。
石橋静河の、そんな男の刹那を看取ってやる大人というものを知った女はやる瀬なくも温かくみえる。
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