[コメント] グリーンブック(2018/米)
所詮『メリーに首ったけ』の人が監督した映画。なんて言ったら怒られるよね。
初めてルイジアナに行ったとき、この映画のドライブの途中に一瞬映る農作業をしている人々の子孫が街中にとてもたくさんいる環境に少々怯んだ。差別以前にただただ驚いた。米国のなかではアングロサクソンやゲルマン系よりもだいぶ見下されているイタリア移民が、アフリカ系エリートと仲良くなったところで、なんだか鼻白む。この映画を評価することで、いいことしたような気になる心根が嫌って言うか。正直に言えば、私もドン・シャーリーと仲良くなることはできるけど、たぶん農作業の人と親しくすることは難しい。ドン・シャーリーを農作業の人と区別してあげていいことした気になるのは間違いだと思う。 それよりも、この映画の私的なツボは乗ってる車が『シェイプ・オブ・ウォーター』の指噛み切られるあの人が買ったのと同じキャデラックだったこと。もしかしたらすっかり同じなのは色だけかもだけど。
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