★4 | 相変わらずモノクロで攻めるパブリコフスキ 。冷戦を舞台に男と女の本質的な愛を掘り下げる。といっても、この狂おしい愛は古今東西、文学にも映画にも今までいやほど描かれています。 [review] (セント) | [投票(1)] |
★3 | モノクロ撮影は全編シャープで美しいが、肝心な場面で、もうちょっと引いて欲しい、と思うカットが多い。例えば、極めつけは「ロック・アラウンド・ザ・クロック」がかかるクラブで、ズーラが男達と踊りまくる場面。 [review] (ゑぎ) | [投票] |
★4 | 時の流れから覚醒を促すように、カット頭に強く挿入される「音」が印象的だ。15年に及ぶメロドラマなのに互いの“心情”は描写されない。女と男は、語られない時間や写されない事情など初めから存在しなかったように、そのときの“状況”のもとで互いを求め合う。 [review] (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★5 | これぞ映画!シャープな映像と奥深い音響が美しすぎる。
ズーラは激しく自分を貫く女だ。男は女に翻弄されるが、女はそのようにしか生きられないのだ。
[review] (jollyjoker) | [投票(1)] |
★4 | 再会と別離を繰り返す男と女の腐れ縁編年記だが、ちょっと見クールな刹那主義に見える彼女が断ち難い祖国への想いに絡め取られているあたり冷戦下の東側の真実を照射する。行き場を失い朽ちる2人の痕跡を一陣の風が拭い去る。それが歴史だとでも言うように。 (けにろん) | [投票(1)] |