[コメント] 家族を想うとき(2019/英=仏=ベルギー)
正直でまじめであることはもはや生きにくい象徴である。どんなに見過ごされようと、振り向いてももらえず、システムに乗れなければ「再配達」さえされないのだ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ローチ先生の作品は辛口ではあるが、多少の希望は見え隠れしていた。しかし今作ではもはやそれさえ持てないエンディングであり、社会全体がここまでこじらせている象徴として、リッキー一家をどん底まで陥れるのだろう。せめてもの救いは、家族それぞれが優しくまっすぐであるということ。アビーの天使のような言動はもはや化石。
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