[コメント] わたしの叔父さん(2019/デンマーク)
最小限のセリフと日々のルーティンで、閉そく感のあるクリスの気持ちを代弁していくストーリー展開。将来の夢と自分の責任を全うしたいという気持ちが痛いほど伝わってくる。
静かではあるが強い意思と優しさを、時にクスリとするシーンも交えてじっくり描いており秀逸。EUの政策のため、2026年には作中のような小規模農家はすべて閉鎖されるということで、その歴史を残すという意味もあり制作したと、監督は上映後のQ&Aで語っていた。叔父役は素人であり、撮影場所は主演女優の母方の実家であるという。また、撮影場所のアイルランドは、税金は32%も還元されるということで、この地を選らんだとも。満席の客席から大きな拍手が上がっていた作品。日本公開されると良いのだが(東京国際映画祭にて)。
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