[コメント] 青春の殺人者(1976/日)
元ネタは親(国家)と恋人(学生運動)との決別宣言か?役者陣の演技によりあらぬ方向に暴走。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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順ちゃんと母親のブルーになったりハッピーになったり(ほとんど二人とも自分勝手に考え勝手に決める辺りが血のなせる技か?)の駆け引きが絶品。
母親の「痛あいぃぃぃ」は怖すぎるよ〜。これに比べたら順とけい子のやってるシーンは規制の為にぬるすぎて、どっちが倫理的に規制が必要かが逆になってしまっていてなんか変。
それにしても原田美枝子。若いはヘタ(わざと?)だわ、今となっては信じられない。だって市原悦子は全然変わって無いんだもんな。いや、むしろ市原悦子の方が信じられないのか?で、原田さんの演技は監督から「若いだけのバカ女」を演じろと言われたのだろうか?それにしちゃ彼女がちょっと知的すぎたか。
結局彼女が何を考えていたか今ひとつ読めなかったがおそらく脚本段階では母親と同じ独占欲のある恋人ではなかったのか?(親と恋人から逃げ出すために狂った男の話だとしたら)それが原田さんの「順ちゃ〜ん」演技であらぬ方向に行ってしまったような…(私は好きだが)
なんか、捨てるに捨てられない猫みたいで最後取り残された彼女が哀れだった。自分の名前が「順」だったら最高だったのに。俺も「順ちゃ〜ん」って 呼ばれたいぞ。親をちょっと恨む。
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