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[コメント] 逆噴射家族(1984/日)

家庭内殺し合い映画。親父が立て篭もるのはトイレ(^^;〔3.5〕

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







あの(?)小林よしのりによる原案・脚本の気狂い家族映画。原案がこのひとだからなのか、キャラがみんなちょっと過剰でオカシイ(可笑しい)。大体にして一家の名字が「小林」っていう脚本からして自意識丸出し。どうせ破綻する家族ならトコトンまで殺っちゃえ!ってなノリが潔くてよい。パニックになった妻が「血よ!アンタの家系の血なのよ!」とまで口走るあたりは妙に生臭くて、やはりオカシイ(可笑しい)。

でも、難点がないわけでもない。それは決着の付け方。あれだけやっといて、あの結末はよく分からない。あれは作り手にも破綻させた後のビジョンが見えなかったということなのだろう。(ちなみに小林よしのりは、ラストシーンについて「家族五人がダンボール引っかぶって都会の街中を突っ走ってくのはどうか」と提案したらしいが、それはそれでよく分からない。)

(評価:★3)

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