[コメント] 異人たちとの夏(1988/日)
はっきり言います。風間杜夫は日本を代表する大根役者だと思っています。でもこの映画では号泣します。俺のアイデンティティを返せ!
続いて言えば風間杜夫の大根ぶりは、この映画でも如何なく発揮されています。声高くすりゃいいってもんじゃない。にも関わらず!それがピタリとはまってしまっているから恐ろしい。僕の見当違いなのか配役の妙なのか。
秋吉久美子と片岡鶴太郎に関しては文句なしです。観客全員に「懐かしい両親」を観せてくれただけで素晴らしい。実際観客それぞれにはそれぞれの両親がいるわけで、その各々異なった気持ちを演技でくすぐるというのは、大変なセンスが必要なんだと感心しました。
浅草という舞台の選び方も、黄昏れた街の色を美しく描き出していて良いです。日本人の最大公約数的な懐かしさなのかな。
減点は皆さん同様名取パートと、それでもやっぱり好きになれない風間杜夫さんに。
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