[コメント] GODZILLA/ゴジラ(1998/米)
日米のゴジラの描き方の差は,自然観・死生観の違いの表れか。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ラストでミサイルを打ち込まれて息絶える米版ゴジラの姿は,ちょっと衝撃的。 うろ覚えだが,日本のゴジラシリーズって,ゴジラが死ぬ(かのように人々に思われる)シーンでも,海に還って行って行方知れずになるという描き方が多く,その死が確認されるシーンってなかった気がする。
また,これはまったくの雰囲気に過ぎないけど,米版ゴジラは都市や人間と対立する破壊者としての面が強く描かれているのに対し,日本版ゴジラは自然の一部で人間とも共感しうる生き物として描かれていたことが多かったような気もする(まあ日本版じゃ,ゴジラもとち狂って,正義の味方だったこともあるけど…)。
この描き方の差は,自然と対立し克服していくという西欧的な自然観と,自然と一体に溶け込んで共生するという東洋的な自然観の差の表れのような気がする。 あるいは,米版ゴジラはあくまでも人為の生み出してしまった結果であるのに対し,日本版ゴジラは人為が生み出しつつも人間を超えた存在=自然という描かれ方をしていると言ったほうがいいかもしれない。
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