[コメント] スネーク・アイズ(1998/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
誰もが知っている通り、湾岸戦争の時にテレビゲームと変わりない戦争にゲームウォーなどといったその戦争で使われた兵器パトリオットミサイル(意味:愛国者)の性能が百発百中かのような報道は情報操作だと言う事は事実。作中に出てきた防御用兵器エアガードの実験はお粗末だったのはパトリオットミサイルを表している事を間違いないと感じて、日本は資金援助をしたのにクエートが感謝の意を日本だけには示さなかったのも当然知っている事だという前提で以下を。
《独り言〜犯人が誰だか検討がついた瞬間〜》
最初、長官を撃った狙撃犯がアメリカに恨みをもつパレスティナ人のテロリストだという事になっていた。まず私はそこで「ムムム!」と画面に乗り出しツボにハマった。何故ならアメリカの常套手段だからだ。狙撃したパレスティナ人の遺書には『アメリカはイスラエルに対する武器輸出を中止せよ』と要求し脅迫状を送ったとして描かれていた。そう、そこだ。実際ならばそんな事を言わないので、すぐにそこで嘘だと判明。デパルマがどんな凄い人間だか知らないけれど、この計算と構成は偶然でも素晴らしいものがある。
それはアメリカがイスラエルに軍事費の援助(補足:1998年からのアメリカの非公式な政策ではイスラエルに与えている軍事費を毎年6000万ドルづつ上げていくことを2008年まで継続し従来18億ドルだったのが24億ドルに達する事をクリントン政権が発表)をし、そこからイスラエルはアメリカ軍事産業から買っているからだ。当然、イスラエルがアメリカの武器を買うために払ったその代金はアメリカ企業に渡り政治家の手に自然と渡る。輸出禁止とアメリカに訴える以前に一部の人間たちが脅迫状に書くとすれば『アメリカはイスラエルの軍事費援助を即刻やめるべし』とするはずであり、中止の要求などと言う事をしないはずだ。だから分かった。
《独り言〜あの事件は?〜》
そうして見ていると、世界貿易センター爆破事件の真相がどう映画化されるのか楽しみになってきたのだ。そう、その事件もそうだという可能性がありその疑惑は白でないグレーよりのクロみたいな色だからだ。
理由は、たまたまかどうかとか意図があったかは知らないが突っ込んだ飛行機の某航空会社の株取引は普段の4倍にのぼる取引が行われたから。主にボロ儲けな空売りで(映画内でいけば、あのボクシングの試合の八百長?)。そして何故か被害者である某国の某機関の上層部の人間がその取引ののほとんど(?)を占めている。どう見ますアナタは?それは映画で起きた事とは違うと言い切れますか?私たちはこの世界が某国のスネークアイズで進むのを見ているだけ?考えよう。私たちの未来を。そして平和を妨害しているのは誰かを知りながら。2002,4,22
《蛇足》扇動家じゃないけど、今ってヤバいよね。まるで一人の人間が自分で種まいて自分で刈る、又は自分で放火して自分で消火している…テロとはなんぞや?!本当のテロって一体誰を指すのだ??あの人って毎朝、鏡に向かって叫んでたりして。勿論自分の顔が映った鏡。
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