[コメント] ベスト・キッド(1984/米)
男の子はみんな強くなりたかったんです。ただ、一部の根気ある人達を除いてみんな脱落していったんです。基礎体がキツかったり、ファミコンが面白かったりするせいで。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
そんな「強くなれない少年達」に夢を与えてくれた映画がこれでしょう。あざとくツボを突いたとも言えます。
だって修行が辛そうじゃないんだもの。ジャッキー・チェンなんて鼻血出しながらブリッジしたりしてるわけじゃん。何十キロもある瓶両手に持ったりしてさ。それが何だよ!ワックスって!ペンキって!ロッキーだってもうちょっと体いじめるよ!
でもそれがホントに良かったんです。だからこそみんな翌日の学校で雑巾がけしたんだもんね。強くなりてぇなぁって。
考えてみれば、当時のアメリカ人の考える「KARATE」のミステリアスなイメージって、まんまこんな感じだったんですかね。謎めいているが誰でも異常に強くなれるっていう。真剣にペンキ塗り続けてる子とかいたんだろうな、可哀想にねぇ。
ちなみに僕はペンキ塗りすら続けられなかったので、今でも弱いままです。だからこの映画をバカにはできません。強くなりてぇなぁ。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (9 人) | [*] [*] [*] [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。