[コメント] 妻の心(1956/日)
この映画の中では事件が起こったのか起こらなかったのかそれすら曖昧である。登場人物の相互の思惑が水面下で交錯し、決して明快に解決がつかず、当面の問題だけは雲散霧消していくという日常の社会学がスクリーンに定着されているという奇跡。
(ジェリー)
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