[コメント] ノスタルジア(1983/伊)
タルコフスキーの中でも最高峰に輝く歴史的名作です。
映像が一転して明るくなりました。それはイタリア。祖国を遠く離れた異国の地で、自分の道程を思う。ノスタルジア
ソラリスも類似するテーマで描いているが、あれは地球。今回はもっと現実的な祖国。
蝋燭を何度も何度も何度も、火を絶やさないように、あの息、あの汗、この映画を他人事のように思っていてはいけない。我々のことなのです。
タルコフスキーは亡命した。しかし亡命しなくても、祖国は失われてゆく。我々も。
黙示録(アポカリプス)な印象も強い。女性記者は詩人に、次第に惹きつけられてゆく。
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