[コメント] ロスト・ワールド ジュラシックパーク(1997/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
島に上陸して憎たらしい無反省なサラを見つけたあたりから、すでに頭の中でコメント決定(←見終わる前にコメント考えちゃう悪い癖)。小学生の感想文風に「マルコムがかわいそうでした。おわり」 それからの展開を見て、マルコムの後に「恐竜」も付け加えよう…と訂正。人助けしようとしたオジサンがティラノに真っ二つに喰いちぎられるのを見て「オジサン」も付け加えようかと思ったけど、この人はいいや…と、思っていた矢先! さっきからブラブラしていた車がついに崖から転落! ロープにぶらさがる3人に直撃しちゃう! あ〜〜!スルーッ! って、「バ……ッカじゃないの!!?」深夜だったから叫ぶのはこらえたけど。
そもそもその前に、サラが今にも割れそうなフロントガラスに投げ出されたときも「おう、もう落ちちゃってくれい」と余裕。「マルコム〜そんなヤツ、もうほっとこうぜぃ」ってなんべんも言ってるんだけど、彼もちょっと優しすぎるよね。サラは「ごめんなさい」って、一度も彼に言ってない気がするけど…それどころか親ティラノに子供を返して一段落したあと、彼女らの無謀さを非難するマルコムに「うるさいわね!」って逆ギレしてなかった…?
エメリッヒ並みの笑えないお茶目なシーンの連発も、イライラに拍車をかけて…。例えばエメリッヒ版『ゴジラ』で、「何か特ダネはないのか!」と怒鳴る男の背後をゴジラが歩いて、部下が「たったいま後ろを特ダネが通りました」っていうような小ネタに、そろそろ苛立つお年頃。ここでも「庭に恐竜がいるよ!」「こんな事いう子に育てたのはアナタよ」「いや、お前だ」…「ア〜〜〜!!」ハイハイ。それでも、その直後までは★2だったんだよ。庭の飼い犬を恐竜が丸飲みするまでは…。あのシーンを目撃した途端、たまりにたまっていたイライラが大爆発! スピルバーグ、いやさスピ! おお、オスカー監督よ! アンタのユーモアはエメリッヒ並みだぞ!(←これは最大の侮辱なんだぞ!)そんなもん見せて笑えってか?自分の愛犬喰われた子供が、そんな事よりまずティラノを写真に撮りたがるだろうと思うのか? 道歩いてて突然恐竜に喰われた青年の人生ってなんだったんだ?? 非常に胸クソ悪いシーンなんですけど!
マルコムの娘も描き方がメチャクチャで人格が破綻しちゃってるよね。「皆がその恐ろしさを理解しなくても、私には判る…パパの体験談を直に聞いてきたから」ってスタンスいつの間にかとってるけど、そんなら、なんで密航してまでも着いてきたの?
とにかく、他にもあまりにワザとらしいネタがいっぱいで、もう苦笑。少女の鉄棒ギャグ(ギャグでしょ?)にいたってはハハ…ハ…くだらな〜。HWさんもご指摘ですが、このシーンを見たとき、「あ〜あ、これがスティーブン・ソマーズだったら許せるんだけどなぁ」と思った。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (10 人) | [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。