[コメント] ロッタちゃん・はじめてのおつかい(1993/スウェーデン)
例えば隣の老婦人のように、やたらとロッタちゃんの気持ちに寄りそって世話を焼いてくれるオトナ。も、それはそれでよいのだけど。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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でも、私はバシリスさんのようにちょっと素っ気ないぐらいな人の方が好きだなぁ。
彼はロッタちゃん相手に仕事の愚痴をこぼしたりして、ある意味、最も彼女を「子ども扱い」はしていないような。自然に対等とでも言うか、その素っ気なさにこそ、かえって彼の誠実さを感じる。
車をわざわざ止めることもせず、それでも「あばよ、ロッタ!」といったふうにきちんと声はかけて去っていくところもとっても好き。
そのくせ、ロッタちゃんの心に「君は楽しい子だ。」と(これがまた、決してイイ子だとかカワイイ子だとかじゃないんだな)ロッタ本人が心から嬉しくなってしまうような言葉を残してしまうところなども、とっても粋に思える。
故国ギリシャでの彼の商売が、今度こそ成功していますように。
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