[コメント] モダン・タイムス(1936/米)
この作品が永遠不滅の名作であるという考えは、私の中でも永遠不滅だが、よく観ると前半と後半の繋がりがよく噛み合っていないような気が。この作品の永遠性はその前半。人間が機械を便利に使っているようでいて、実は機械に便利に使われてしまっているということを笑いで観せ切ってしまった、その彼の恐ろしく鋭い風刺性。そして後半は若い頃のギャグの集大成をやって見せたのだろう。彼はこの作品完成の後、引退するつもりだったらしいので。自分が生み出し、そして自分を世に出してくれたあの愛すべき小男を、最後には幸せにしてやりかッたのだろうね。
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