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[コメント] スチュアート・リトル(1999/米)

不愉快極まりない。異形のものとのコミュニケーションはまず疎外と嘲笑から始めろとでもいいたいのか?
るぱぱ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







もしこの作品が、人とネズミの異種間コミュニケーションが描こうとするものならば、何も私は否定するものではない。だが、これはそうではない。スチュアートは「異種」としてではなく、「異形の同種」として描かれている。それ故に彼は(ネズミであるにも関わらず)孤児院に住み、里親を得、警察も出動する。スチュアートはげっ歯目ネズミ科の「ネズミ」ではなく「ネズミみたいな奴」、すなわち人間なのだ。

スチュアートの悩みや憧れ、様々なアクシデントは全て彼のプロフィールに由来する。すなわち「ねずみ」であることや「孤児」であることだ。このどちらも彼が自ら選択したものではない。それは彼のパーソナリティであり、一般に「ハンディ」と捉えられる種類の問題だ。もちろん、ここで「ハンディキャップはどう捉えられるべきか」という議論をするつもりはない。だが私は、ファミリーアドベンチャーの名を借りて、「かわいいネズミ」に置き換えられた「異形のモノ」をコメディ仕立てにして笑い飛ばそう―なんて企画を立てる奴を絶対に信用しない。

「それはオマエの考えすぎだ―私は楽しんだ」と言われるのなら、それはそれで仕方のないことだとは思う。だがもしそうというのであれば、私はその人に問うてみたい。

「もしあなたの子供が小人症だったら、それでもあなたは楽しめるのか?」

創作するという行為には責任が伴う。不作為の過失まで責め立てるつもりはないが、この作品は企画段階で潰されるべきだったと思う。おそらく「スチュアート・リトル2」以降、この手の匂いはなくなっていくだろう。当然スチュアートは「ネズミみたいな隣人」ではなく、既に受け入れられた「隣人のネズミ」として描かれるだろうからだ。それでも、私はこのシリーズが「疎外」と「嘲笑」からスタートしたことを忘れないだろう。

本当は「★1」をつけたかったのだが、「おすすめしない」「自分の趣味ではない」「よくない」を強調したかったので「★2」をつけた。もちろん「ただなら見てもいい」でも「TVでやってたら見ても害にはならない」 ではない。マイナス点を付けてボイコット運動でも起こしたいくらいの作品だと思う。

(評価:★2)

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