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[コメント] ペイ・フォワード 可能の王国(2000/米)

主にアメリカ人に向けて発信されたメッセージの要素が強いと思うので、素直な気持ちで物語を受け入れたければ5年後くらいに見れば日本ではちょうどよろしいかと。
BRAVO30000W!

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







もう既に単なるハッピーエンドでは済まされなくなってしまったのかハリウッド、というのが素直な感想。それもアリでしょう。

最近気になるのはやたら「自己犠牲」の精神。それはつまりそういう人々が少ないことの裏返しなんだろうけど、今や「バカは死ななきゃ治らない」が「バカは殺されている事態くらい見ないと治らない」というところまできているのかも。

正直なところ、私は最後の最後のシーンで泣いた。それまで全く泣かず、あぁ、これは単なる良い話なのだな、と思っていたのだが、最後の最後、刺されたときも泣かなかったが、その後泣いた。

主人公の少年は数多くの民衆の代表。「世の中何をやっても上手くいくはずがない」と思いながら死んでいく。

ただ、これはいわゆる「無償の奉仕」というものであり、生きていて喜ばれたり感謝されたりするシーンを描いた方が「幸せもギブ&テイク」なんちゅー、ちょっと寂しいビジネスライクなカンジがしてヤだね。

次へ進むためには死を覚悟、と同時に、他人のためならば自分を捨ててでも、というのは、やはりあそこまで描かないとわかりにくいと思う。

で、そういう作品に対しての多くの評価は「あそこで殺すことないのに」という一見命を大切にする方々とか、手垢にまみれた手法と感じて辟易する映画ファンたちのものだが、安易なお涙頂戴、として見ている人は、これから苦労するかもしれないぞ。

まぁ、強要しても意味はないのだが、無償の愛とか無償の奉仕というものに挑戦して「次へ進」んでみるといい。

(評価:★4)

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