[コメント] ペイ・フォワード 可能の王国(2000/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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もう既に単なるハッピーエンドでは済まされなくなってしまったのかハリウッド、というのが素直な感想。それもアリでしょう。
最近気になるのはやたら「自己犠牲」の精神。それはつまりそういう人々が少ないことの裏返しなんだろうけど、今や「バカは死ななきゃ治らない」が「バカは殺されている事態くらい見ないと治らない」というところまできているのかも。
正直なところ、私は最後の最後のシーンで泣いた。それまで全く泣かず、あぁ、これは単なる良い話なのだな、と思っていたのだが、最後の最後、刺されたときも泣かなかったが、その後泣いた。
主人公の少年は数多くの民衆の代表。「世の中何をやっても上手くいくはずがない」と思いながら死んでいく。
ただ、これはいわゆる「無償の奉仕」というものであり、生きていて喜ばれたり感謝されたりするシーンを描いた方が「幸せもギブ&テイク」なんちゅー、ちょっと寂しいビジネスライクなカンジがしてヤだね。
次へ進むためには死を覚悟、と同時に、他人のためならば自分を捨ててでも、というのは、やはりあそこまで描かないとわかりにくいと思う。
で、そういう作品に対しての多くの評価は「あそこで殺すことないのに」という一見命を大切にする方々とか、手垢にまみれた手法と感じて辟易する映画ファンたちのものだが、安易なお涙頂戴、として見ている人は、これから苦労するかもしれないぞ。
まぁ、強要しても意味はないのだが、無償の愛とか無償の奉仕というものに挑戦して「次へ進」んでみるといい。
(評価:)
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